たまにはプロ野球を。去る11月2日に「楽天イーグルス」の新規加入が決定した。ライブドアとの熾烈?な争いを制した格好だ。

テレビのインタビューを受ける仙台市民は、皆一応に「ライブドアに来て欲しかった」。確かに言い出しっぺに来て欲しい気持ちは分かるし、楽天の後出し感は否めない。でも…プロ野球ファンにしてみれば、「正直どっちでも良い」という意見が大半ではないだろうか。ナベツネが堀江氏を嫌いだとか色々詮索されているが、極論を言えばファンは12球団、2リーグの日本プロ野球が見たいのだと思うのだ…。

もちろん球団の財務状況が良いに越したことはない。しかし現実はパ・リーグの全球団が赤字なのだ。根本的に制度を変えるしかない。
日曜日は甲子園へ。

試合結果はご存知の通り。八幡商業と履正社は打撃戦。八商の好投手、上田から8点をもぎ取った履正社打線は、やはり破壊力抜群だった。注目の主砲、岡田はやはり凄い。左中間への本塁打も見事だったが、なんと言っても1打席目のセンターオーバー2塁打が彼の実力を物語っている。真芯で捕えた打球はセンターライナーかと思われた。センターの足も止まり捕球体勢に入っていた。が、打球はグングン伸び、フェンスにダイレクトで当たった。まさに松井、福留級の打球だった。選抜出場は微妙だが、是非全国の舞台でも暴れてもらいたい。

秋季近畿大会

2004年10月24日 スポーツ
昨日は近畿大会初日を観戦。

第1試合 履正社7-5智弁和歌山

履正社が乱打線を制した。注目の履正社4番・岡田は厳しいマークにあいながらも、しっかり2安打。貫禄を見せつけた。その岡田を中心とした履正社打線は強力だ。上位打線を中心として、皆打球が速い。特に5番の土井捕手の打球は群を抜いていた。土井をはじめ1年生がスタメンに5人。末恐ろしいチームだ。智弁は1回に4点を先制されたが、粘り強く追い上げた。

第2試合 八幡商5-0三田学園

八幡商がが効果的に得点を重ね、三田学園に完勝した。八幡商は先発の上田が4者連続三振と絶好の滑り出し。140キロを超える直球とスライダーの制球が抜群。三田学園打線を散発4安打に抑えた。三田の各打者(特に右打者)は打席ギリギリに構え、上田の内角球を殺そうとした。が、内角への直球の制球も抜群。チャンスでのスクイズ失敗などもあり、完敗だった。それにしても八幡商は強い。今春の選抜経験者も多く残っており、試合巧者だ。準々決勝は履正社との対戦。上田と履正社打線の対戦が非常に楽しみだ。

昨日登場した4校の内、ブラスバンドが来ていたのは地元、三田学園のみ。もう少し、盛り上がっても宜しいのでは…。まあブラスバンドで野球をするわけではないし、あくまで個人の嗜好です。

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先日の台風23号で、実家の近所の川が決壊。86歳の祖父でも人生で2回目の体験だったらしい。幸い実家には浸水しなかったようだが、近所は床上浸水したところもあったようだ。昨日の新潟での地震と言い、今年は本当におかしい。

熱い暑い秋

2004年10月11日 スポーツ
昨日は甲子園へ八木の引退試合を観に行く。さすがに4万8千人の大観衆。八木の功績を物語る。

8回裏に代打で登場すると割れんばかりの大歓声。右前に八木らしいヒットを放った。もうこの辺からウルウル来る。遠慮気味に観客の声援に応える八木…引退試合だからといって飾らない八木…普段どおりの八木。その姿が余計涙腺に来る。

最後の挨拶で「憧れの甲子園球場のバッターボックスにもう立つことはありません」。陥落…。

92年の優勝争いの中の「幻のホームラン」はあまりにも有名だ。晩年は故障を乗り越え「神様」に。決して順風満帆ではなかったが、今後の解説やコーチ人生にも生きることだろう。18年間本当にお疲れ様でした。

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高校野球は近畿大会出場校が続々と決定。兵庫は神戸国際大付属、育英、三田学園が出場する。三田学園は久々の選抜を狙う。三田学園中学で中学近畿総体を制したメンバーが中心で、3位校ながらチーム力は高い。ここ2年は3位校(東洋大姫路、社)が選抜出場を果たしている。再来なるか。

滋賀では友人の母校の八日市が4強に残った。準決勝で八幡商に完敗し、近畿大会出場は叶わなかった。今年は滋賀からの出場校が2校であり、やや不運な面もあった。ただ、県の21世紀枠に推薦される可能性は高い。母校が例年のごとく地区大会で惨敗していただけに、「熱い秋」を過ごす友人が相当羨ましかった…。
先週金曜日は近鉄最終戦を観るために大阪ドームへ。さすがに超満員…。「これがもうちょっと早ければなぁ」なんてことを思いつつ、ちゃっかりとドームに来ている自分にツッコミを入れた。

しかし…あの観衆の中で本当の近鉄ファンはどれ位いたのだろうか?昨年の9月15日と同じような疑問が湧きあがってきた。あの日私は大阪ミナミの道頓堀にいた。興味本位で行った自分も悪いのだが、凄まじい光景を目の当たりにした。とても書けません…。一つ言えるのは、あの輩達は絶対に阪神ファンではない!ということ。友人曰く「世界一ミーハーな大阪人」である。自分もご多分には漏れないが。

大阪ドームで、ユニフォームを着た初老の老人が隣に座っていた。球場の光景を目に焼き付けよとしている姿が胸に刺さった。去年甲子園で号泣していた中年男性にも同じ事を感じた。野球はこういった「オッサン」たちに支えられ、発展してきたのだ。ちなみに、ブラジルのサッカー文化もオッサンによって根付いたらしい。

同列に扱う事などできないのだろうが、どうしてもあのスタンドの雰囲気を素直に見ることができなかった。だって近鉄ファンではない私が、当日券で入場できる時点でおかしいと思いませんか?まぁスト直後のスタンドを見れば納得はできるのだが…。

バラバラな文章でスイマセン。

2万5千人

2004年9月22日 スポーツ
野球はどうなってしまうのだろうか…。一般紙の一面も、最近はスト関連一色である。ファンとしては事態の推移を見守るしかない。ただちょっと気になることがある。

月曜日の大阪ドームの観客は2万5千人だった。近鉄にしては盛況やん、と普段は思うのだが…スト明け、祝日である。合併反対を声高に叫ぶファンは球場に来ているのだろう。が、2万5千人である。こういう時に球場を満員にしてこそのファンではないのか。もちろん近鉄のプレーオフ進出は風前の灯、消化試合ではあるのだが。しかし消化試合で超満員になれば、それこそ経営者たちの胸に響くのではないだろうか。ちょっと残念な気がした。

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秋季兵庫大会は結構すごい事になっている。社-加古川西は延長15回再試合となった。社は大前がリリーフで登板したようだ。地区大会では登板がなかったが、圧倒的な強さで勝ち進んだ。以降の試合で真価が問われる。順調に行けば(実際順調ではないが)明石南と準々決勝で激突する。明南・柴谷、社・大前の投げ合いを是非観てみたい。

親子の日常

2004年9月10日 スポーツ
昨日は甲子園へ。行く途中電車に乗っていると、親子連れが乗り込んできた。黄色いユニフォームを親子揃って着込み、応援態勢万全である。「今日の先発誰かなあ」父親に聞く子供。「今日は福原や」自身満々に答える父親。こんな日常の光景がストによって見られなくなる。これは本当に悲しい事である。

急に日程に組み込まれたたとはいえ、観客は2万5千人。いつも陣取る3塁アルプスも閑古鳥が鳴いていた。今年はチケットが前売り発売ということで、スタンドは消化試合でも常に満員だった。「殿様商売」の効果は抜群だったわけだ。しかしチケットがなければファンの関心はあんなものなのだ。やはり野球は勝たなければならない。

ストは「とりあえず」延期のようで…。この状況は喜ばしいのだろうか?さっぱり分からない。やはりファンとしては選手側のストを支持するしかないのだろうけど…。根本的にスト以外に方法はないのか?

堅実さ

2004年9月1日 スポーツ
大分前の話になってしまうが…。メッツ・松井稼頭央の守備位置が来シーズンからセカンドに変更になるようである。正直、非常に寂しい。

シーズン前からショートの守備には若干の不安があった。西武時代からの人工芝での守備に慣れてしまい、ボールに対するアプローチが軽率になっている感があった。でもメジャーに行けば臨機応変に対応できる選手だと思っていたし、今でも思っている。今年の多くのエラーは大目に見て、来年に真価を問うて欲しかった。メジャーは待ってくれない。スター候補のレイエスがショートに戻るようだ。

そういえば、先日地元であった「大人の野球教室」なるものに参加した友人が言っていた。「松井はスローイング時のトップが一定しない。だから送球が乱れる。ヤクルトの宮本なんかとは対照的やね」。指導を受けたのは前オリックス監督の石毛宏典氏である。広岡野球の恩恵を受けた指導者の言葉は重みがある。因みに仰木彬氏も参加していたらしい。

メジャーだからといって華やかさだけが求められるのではない。メジャーだからこそ、華やかさと共に堅実さが求められるのだ。セカンドを守る松井もちょっとは観てみたい気もするが…。

NHK

2004年8月22日 スポーツ
深紅の大優勝旗は白河の関どころか津軽海峡を越えてしまった。今日の決勝戦は史上稀に見る壮絶な打ち合い。駒大苫小牧はチーム打率が4割4分を超え、チーム最高打率を更新した。打線の陰に隠れがちだが、その投手力も強力だった。岩田と鈴木の両左腕を中心に、準決勝で先発した2年生の松橋投手は140キロを超える球を投げ、非常に高いレベルにあった。優勝チームに相応しい戦力だったと言える。

対する済美も春夏連覇のプレッシャーがかかる中、決勝進出は見事。最後は投手力の差が出た格好だが、見応えのある戦いを繰り広げた。

今大会はほとんどNHKで観ていた。実況やスタンドの雰囲気等々テンションが上がるのはABCだが、今年はNHKの放送スタイルがちょっと変わっていたのだ。球場の一端に集音マイクが設置されていた。その効果はまずまず。グランドレベルで審判や球児たちの声をよく拾い、球場の雰囲気により近い形で放送されていた。まあ落ち着いた雰囲気はあまり受け付けないが…(まだ若い!?)。

今年はアテネ五輪との兼ね合いもあり相当に寝不足という人も多いだろう。私もその一人だ。みなさん体調には十分ご留意ください(ほとんど自分への戒めです…)。
甲子園では熱戦が展開されているが松山でも熱戦が展開されているようだ。全国大学軟式野球大会。各リーグの優勝校が参加する、まさに軟式の神宮大会である。といっても認知度は当事者だけだろうけども。

大学時代に所属していた西都大学リーグからは大阪国際大学が出場している。現時点で準決勝に進んでいるようだ。西都リーグは主に奈良と大阪の大学が所属し春と秋のリーグ戦を行っている。大阪国際大と奈良産業大が2強で、その牙城を突き崩すことは本当に難しい。というのは、軟式野球はピッチャーの力の占める割合が硬式野球よりも大きく、いいピッチャーに当たってしまえば完封が日常茶飯事なのである。打率が2割を超えればいい打者ということにもなる。

卒業してからは母校の動向を知る由もない。全国大会でも朝日新聞の記録の欄にのるぐらいのものである。しかしそんな記録の欄にも多くのドラマがあるのだ。野球未経験者から甲子園球児まで多くの選手が熱戦を展開している。

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ナベツネが巨人のオーナーを辞任。裏金の件は、何をいまさらという感じがするが…。いったい本当の理由は何なのだろうか。あんな理由で辞めたら殆どの球団のオーナーが辞めなアカンちゅー話である。「自ら襟を正す云々…」って一番ナベツネには縁遠い言葉やなぁ。まあ真相が明らかになることを期待する。

ザナックス

2004年8月7日 スポーツ
久々に道具ネタを。阪神の藤川が最近良い投球を見せている。久々に見た藤川のグラブはザナックス…。去年までは王道ミズノを使っていたはず…。吉野も今シーズンからザナックスのグラブを使用している。ザナックス→別メーカーという選手はよく見るが、逆は珍しい。高校野球でも、使用している選手を最近見ない。別にザナックスが嫌いというわけではないが、数ある老舗メーカーの中では影が薄いという印象は否めない(CMもしてるのに)。

新卒でザナックスの採用試験を受けたことがある。一次試験で「ザナックスが今後伸びていくためにはどうしたらよいか」みたいなテーマを出題され、私は思っていることを正直に答えた。「まずブランドイメージの構築ですぅ!いい選手に使ってもらえば高校生ももっと使ってくれると思いますぅ!あとはマークを変えて欲しいですぅ!はっきり言ってダサいですぅ!」。面接官は苦笑いを浮かべた。結果は推して知るべし。藤川のグラブを見て、そんな事を思い出した。

とにかく今シーズンのザナックスは相当営業攻勢をかけたようだ。大阪のメーカーとして阪神の有名選手が使っている、ということになればそれなりに使用者も増えるだろう!?でもマークは変えたほうがええよなぁ…。

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高校野球が開幕。初日から伝統校が続々と登場し、オールドファンにはこたえられない大会だ。今大会は全国制覇の経験があるチームが11校出場している。初戦から報徳−横浜、PL−日大三など強豪校同士の対戦が実現する。優勝予想は王道で。東北、横浜、PL、済美。ダークホースとして西短、中部商あたりを。

代表校決定

2004年7月31日 スポーツ
高校野球は、今日の大阪を最後に全国49代表が決定。大阪大会の決勝は球史に残る壮絶な戦いを繰り広げた。2日間計24回に渡る戦いを制したPL学園が甲子園出場を決めた。地力は大阪桐蔭が上かと思ったが、やはり高校生の戦いで、絶対はない。そして、これだけ厚い選手層がありながら甲子園に進めない大阪大会のレベルの高さも再認識させられた。PLは再三の苦しい試合を勝ち上がった。渋谷、大体大浪商、大商大堺と、どの試合も負けてもおかしくない状況から驚異的な粘りを発揮した。甲子園でも、大阪大会での「燃え尽き症候群」に気を付け、初戦を突破すれば全国制覇も見えてくる。

春夏連覇を狙う済美も順当に勝ち上がっての出場。3番高橋を欠きながらも、チーム力の高さを見せた。しかし今大会は、東北や横浜など強豪校が名を連ねており連覇は相当に難しいと思われる。

兵庫大会は報徳の2年ぶりの優勝で幕を閉じた。社をなど公立校の出場に期待したが、報徳は勝負強かった。準優勝の市立尼崎は2年生の畑投手が原動力になった。元巨人の水野を彷彿とさせる決して美しいとはいえないフォーム。しかし球速以上に魂が感じられる速球は威力十分だった。特に準決勝の社・大前との延長15回に渡る投手戦は見ごたえがあった。来年以降の活躍にも期待。

今年は2年生に好い選手が多い。大阪大会で本塁打を量産した履正社・岡田や大阪桐蔭の辻内投手など今秋以降も楽しみだ。

夏、雑感

2004年7月25日
昨日は兵庫大会5回戦を観戦に尼崎球場へ。本日は大阪大会4回戦が行われた南港中央球場へ行ってきた。

尼崎球場の1試合目には報徳が登場。古豪の明石と激突した。報徳の2年生エース・片山は球のキレ、制球共に精彩を欠き、計5失点。1年生の去年も見たが、なんとなく迫力不足な感じを受けた…単に見慣れただけかもしれないが…。今日の準々決勝でも2本のホームランを打たれ、3失点。それでも結果的にベスト4へ駒を進めるあたりはさすがだ。次戦は神戸国際との対戦。4、5点を争う好ゲームになることは必至で、両チームの投手陣の踏ん張りが勝負を分けるだろう。

2試合目の市立尼崎と加古川南は市尼の一方的なコールド勝ち。しかし加古川南の試合を最後まで諦めない姿勢に、高校野球の原点を見た。

南港中央球場ではPL学園と渋谷が対戦。PL有利、と思っていたが蓋を開ければ渋谷が9回まで4−3とリードをとる。ここからPLは連打で同点に追い付く。当然選手たちは焦りがあったと思うが、それを全く感じさせない。皆、泰然自若でバッターボックスに入る。ペースを掴んだPLは11回にサヨナラ勝ちを決める。こういう試合を経験しておく事は、甲子園に出る上で相当貴重な経験になるはず。まだ先は長いが、1年生の前田投手の台頭を含め、チームは上潮ムードだろう。渋谷の健闘にも拍手。PL相手に互角の戦いをした事は、今後の人生の糧にもなるだろう。

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あらためて考えてみれば、この時点で野球をやれている選手は本当に幸せだ。多くの球児はその短い夏を終えている。月並みだが負けていった選手たちの分まで精一杯戦ってもらいたい。
母校は今年も初戦敗退…。社や三木を始め、近年実力をつけている北播勢の中にあって、乗り遅れている感が否めない…。中学生のレベルが上がってるんやから、単純にいい選手が入部してきていると考えていたが。そんな事もなさそうである。

母校を下した姫路東は社に4−1で敗退。社の大前は16三振を奪い、夏初制覇に向け、まずは好スタートを切った。春以降は走り込みをこなし、連投に耐え得る体力を養ったようである。後ろに坪井や山口も控えており、投手陣は相変わらず磐石である。課題は打線だ。4回戦での対決が予想される育英に勝てば、連続出場の夢が膨らむ。

母校以外の北播勢は好調。三木、西脇は4回戦進出。小野も勝ち進んでいる。三木北は3回戦で涙を飲んだが、初戦で仁川学院に打ち勝った。

毎年毎年この時期は、ウダウダ高校野球を肴に盛り上がっているわけだが、今秋以降はぜひとも母校についてレベルの高い話をしたいものである…。

アナウンサー。

2004年7月13日
6月5日の日記でアナウンサー批判をしてしまったが…当然贔屓のアナウンサーもいる。その一人が朝日放送の伊藤史隆アナだ。関西圏以外の方はあまり馴染みがないだろうが、本当に安定感のある良いアナウンサーだと思う。

好きなポイントを挙げれば、まず語彙が豊富であるということ。プレーに妙な脚色をしない。目の前で起きていることをを忠実に表現する。流れを読める。解説者が質問して欲しい、且つ視聴者が聞いて欲しい事をタイムリーで聞く場面が多い。

彼のファンになったのは、「PL−横浜」戦の実況からだ。録画を観ていても、生放送のような感覚にさせられた。序盤に横浜の主将、小山がホームランを打った時「キャプテン意地の一打!一塁回ってガッツポーズ!二塁回って気持ちを落ち着け、三塁回って全力疾走!」。この間20秒もないだろう。まるで台本でもあるかのような流れる実況…恍惚。

朝日放送には他にも個性的なアナウンサーが多い。楠淳生アナ。関西のアナウンサーは当然ながら阪神贔屓の実況をするが、彼は別格。そこまで言うてええんかいな、ということも多々ある。特に相手チーム批判は鋭く、笑いを誘う。彼の実況でよく出てくるフレーズが「ストライクコール!」である。審判によってストライクゾーンが違う事を考慮してのものだろう。

多局ではサンテレビの湯浅アナも落ち着く。こちらは阪神ファン以外の認知度は皆無だろうけど。

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明日は母校の初戦。頼むから勝ってくれ。社と2回戦で戦ってくれ。
第86回全国高校野球大会、兵庫予選の組み合わせが7月1日に決まった。組み合わせはこちら http://www3.ocn.ne.jp/~hyogo/summer/2004/kumiawase.htm

注目は社がシードの第11ブロック。昨秋の県大会の優勝校、育英が同ブロックに入った。ついでに我が母校も同ブロックに。1回戦を勝てば、社との対戦だ。しかしこの1回戦が鬼門である。ここ5年間はすべて初戦敗退である。なんとか今世紀初勝利を挙げてもらいたい。観戦に行きたかったが、試合は平日、場所は豊岡こうのとりスタジアム。観に行けそうもない。社との対戦になれば日曜の高砂球場なので観に行ける。さぁどうなるか…。

優勝争いは混戦だ。選抜ベスト4の社、報徳に加え、春を制した滝川二、昨夏の代表校、神港学園、好左腕の蓬莱を擁する神戸国際大付属など、どこが優勝してもおかしくない状況。ノーシードで挑む育英や東洋大姫路も地力がある。

私立の強豪校に加え、今年は公立校もチャンスがある。社のほかにも洲本、市尼崎、琴丘、三木北、小野なども上位を狙う力がある。三木北は初戦で仁川学院と激突。隠れた好カードかもしれない。

本当にこの時期はテンションが上がる。やっぱり甲子園より予選がおもろいよなぁ…。「甲子園への道」(関西限定?)が待ち遠しい。
都市対抗野球は地区予選、真っ最中である。兵庫県予選の出場チームは6チーム。6チーム中4チームがクラブチームや専門学校だ。昨今の不況で県下の真っ当な社会人チームは、三菱重工神戸と新日鉄広畑だけになってしまった。大阪の「NOMOベースボールクラブ」をはじめ、最近はクラブチームが数多く誕生している。

神戸レールスターズ。読んで字のごとく兵庫県下のJRに勤める社員らで構成されたチームである。都市対抗予選には今年からの出場だ。毎日新聞のチーム紹介を見ていて、懐かしい名前に遭遇した。「16 田中智士 三木東高校」。1学年上のエースである。私たちは弱小チームだったが、先輩たちの代は結構強かった。選抜出場前の神港学園との試合で
も、彼の好投で1対0。負けはしたが、私立強豪校相手にも臆する事なく攻めの投球をしていた彼が、印象に残っている。彼の身長は、公称160cm。多分158cmぐらいだったと思う。キャッチャーも160cmなかった。「ちびっ子バッテリー」として新聞でも大きく取り上げられた。

最後の夏は初戦に勝ち、優勝候補にも挙げられていた神戸国際付属高と対戦した。結果は1対0の惜敗。先輩たちは本気で勝つ気だった。もちろん負ける気で勝負に挑むチームはないと思うが、あの試合だけは目付きが違っていた。試合前から声の掛けづらい雰囲気が漂っていた。

そんな試合が、彼をもう一度真剣勝負に駆り立てたのであろうか。私の知りうる限り、2学年年上、年下を通じて硬式野球を続けている者は皆無だった。だから、新聞で彼の名前を見つけたときは、嬉しかった。元気が出た。

神戸レールスターズは初戦で強豪、三菱重工神戸と対戦し、18対0のコールド負けを喫した。敗者復活でもコールド負け。この試合で彼が投げる事はなかった。ベンチに入っていたかも分からない。チーム全員がサラリーマンである。平日の試合で全員が揃うことは不可能だろう。

野球の好きな者が野球を続けることが困難な時代である。彼には燃え尽きるまで頑張ってほしいと、心から思う。

先見の明

2004年6月26日 スポーツ
昨日の朝日新聞夕刊一面に、興味深い記事が掲載されていた。

「中国野球市場 日本企業熱烈」の見出しで日本企業の中国プロ野球への進出状況を説明している。ミズノ、キャノン、サントリー等々、大企業がスポンサーとなり、開発途上の中国野球の発展に一肌脱いでいる。特にミズノは中国プロ野球リーグ(CBL)本体のスポンサーで、今年から、加盟する4球団すべてにグラブ、バット、ユニフォームなど用具一式を提供している。ゼットも五輪予選などに出る中国ナショナルチームの公式スポンサーを引き受け、用具一式を提供する。

赤字覚悟で他社に先駆けて市場に参入したミズノは、さすがに老舗メーカーという感じがする。これから野球を始めようとする中国人がミズノ製品を手にする。初めて手にしたグラブやバットは、印象に残るだろう。私も最初に手にしたグラブはミズノだった。特にミズノを使おうと思っていなかった高校時代も、何故かミズノを使っていた。どこかで潜在意識があったのかもしれない(大袈裟?)。まぁ、とにかく業界をリードしている企業というのは、総じて先見の明がある。近い将来には大市場になる可能性が高いだけに今後も各企業の動きから目が離せない。

しかし…中国野球に投資してるぐらいなら、近鉄を何とかしてくれたらなぁと浅はかに考える。実際桁が2個ぐらい違うので、全くもって浅はか!

草々野球

2004年6月20日 スポーツ
昨日は約1年ぶりの草野球。草野球に草が生えた草々野球という方が正しいかもしれない…。

盗塁無し、パスボール・ワイルドピッチ無しの超法規的草野球である。試合はお決まりの乱打戦。我がチームは何とか勝利を収めた。まぁ、勝ち負けよりも「野球を楽しむ」という目的を達成し、本日は筋肉痛(特に下半身)と戦っている次第である。

アンダーアーマーを購入し、初めて野球時に着用してみた。昨日は非常に蒸し暑く、その効果は絶大。体の汗はよく吸い取るし、長袖でも割と涼しい。1度着れば癖になりそうだ。
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阪神は拙攻続きで3連敗…。借金は今季最多の4になった。首位・巨人とのゲーム差も6ゲームとなった。明らかに状況は厳しい。多くの阪神ファンは「終戦」という言葉が頭をよぎっている事だろう。故障者が相次ぎ、熱い選手層でもカバーしきれない。本当に勝負どころだ。気迫を前面に押し出して戦って欲しい。絶対に勝つという強い気持ちを持って戦って欲しい。ファンはそんな選手たちを応援したいのだ。
巷の話題は近鉄とオリックスの合併問題一色だ。

こういう事が表面化すると、やはり野球も社会の一部なんだと再認識させられる。自分の中では、野球は聖域化されていて、噂に上ってもまさか球団が合併されるなんて事は当然信じられなかった。と言うか信じたくない。もちろんファンあってのプロ野球で、今回の件は完全にその声を無視した動きといえる。近鉄球団としても苦肉の策だろう。問題の根は深い。

仮に近鉄が優勝争いをしたとして、球場に多くのファンが足を運ぶとする→入場料収入は増え、球団財政は潤うかにみえる→しかし、それでも球団の収支は万年赤字→現場の選手としては最高の成績を残しても、年俸に跳ね返ってこない→選手のやる気がなくなる→球団が弱くなる。こんなサイクルが繰り返されるのは目に見えている。FAで年俸も高騰している。やはりある程度の安定した財政基盤(スポンサー)がないとプロ野球は成り立たないのだ。

1リーグ制への動きが加速するのは間違いない。やはり、放映権、ドラフト制度等の抜本改革を実行するしかないのだろうか…。

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