中国野球

2004年2月18日 スポーツ
元西武、中日で昨年はイタリアでプレーした前田投手が、今季は中国リーグの上海イーグルスでプレーする事になった。中国野球リーグは、北京猛虎(タイガース)、天津雄獅(ライオンズ)、上海金鷹(イーグルス)、広東閃電(ライトニング)の4チームで構成されており、リーグ戦を行っている。

球場などのインフラ整備、国民の野球への認知度不足など抱える課題は多いが、2008年北京五輪に向け強化を進めている。レベルは昨年の五輪予選を見ても明らかな通り、お世辞にも高いとはいえない。しかし中国が抱える人口は13億人。ダイアの原石が数多く眠っていることは確かだ。現に、昨年まで中日に中国人ピッチャーが在籍。野球先進国からの指導力輸入や、前田投手のように現役選手が同リーグで一緒にプレーする事は、中国の選手にとって大きな財産になるだろう。北京五輪で成功を収めれば野球熱は高まり、10年後には日本プロ野球にも中国人選手が溢れているかもしれない。

改めて思う事だが…世界的に見れば野球はマイナースポーツ。中国も五輪がなければ強化に乗り出していただろうか…イタリアなんかもサッカーがあれほど文化として根付いていれば、十数年前までの日本サッカーのように野球が付け入る隙はないだろう。が10年先は全く分からない。今日の埼玉スタジアムを観ていて、そう思った。日本の野球界(特にセ・リーグ)も現状に胡座をかかず、努力を怠らないでほしいものだ。

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