選抜高校野球は済美高校の初出場初優勝で幕を閉じた。

社高校は惜しくも準決勝で敗退したが、堂々のベスト4進出である。準決勝の愛工大名電戦は、予想通りの展開となった。名電は序盤からいつもの野球を展開する。バントで揺さぶり、大前のコントロールが乱れる。結局8四死球を献上した。7回で151球も投げさせたことは名電野球の真骨頂だろう。

社も何とか接戦に持ち込み、9回には最大の見せ場をつくる。1点を返しなおも1死3塁、カウント1−2から森脇監督はスクイズを命じた。「肩越しにランナーが見えた」丸山はカーブの握りながら咄嗟にウエストした。まさに「江夏の21球」である。高校生では考えられないようなプレーだ。こんなプレーをされてしまっては、社になす術はなかった。

友人の言葉を借りると…何か長い夢から覚めたみたい、である。昨秋の県大会準々決勝(神戸国際大付属戦)から見続けてきた。地元の高校が甲子園に出ている現実には慣れているつもりだった(一昨年の三木高校以来)。しかし、一回戦であれだけ強烈な試合を見せられ、まさかの3勝である。別にOBでもなんでもないが、感謝、感謝なのである。

決勝は予定がつき、生観戦。午後5時前にプレイボールという史上初のナイター決勝である。試合はご存知の通りだが、なにせあの日は寒すぎた。タイミングよく、友人が買ってきた熱燗を飲みながらの観戦となった。済美はエースの福井が本当に良く投げた。強力打線が注目されがちだが、なんと言っても優勝の立役者は彼だろう。3番高橋はその打撃もさることながら、ノック時に見せる強肩はプロ級。三拍子揃った広島向きの選手だ。

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夢から覚めた後はプロ野球だ。阪神は開幕3連勝と好調な滑り出し。しかし、今日の伊良部は心配だ。制球が甘い。カウントを取りにいく球を痛打される。去年の日本シリーズからずっとこんな調子だ。夏場に調子が上がるタイプではないだけに、今後が心配だ。

解説の田尾氏も指摘していたが…ショートは藤本を使うべきだろう。実力のあるものが試合に出場するのはプロとして当然だ。それ以外のものが働いていたとしたら、チーム内に不協和音が響き、士気の低下につながりかねない(週刊誌に本当っぽい記事が出ていたので…)。

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