高校野球等

2004年3月24日 スポーツ
選抜高校野球が開幕。開幕戦で立命館宇治が敗れ、今日の斑鳩も完敗。近畿勢は幸先の悪いスタートとなった。

立命館宇治は先発中田が乱調。8四死球を与え、愛工大名電の執拗なまでのバント攻撃に揺さぶられた。テレビ実況でも言っていたが、秋季大会に比べ肘の位置が上がったスリークウォーター気味のフォーム。球の威力は十分で今後の成長が楽しみだ。まだ2年生、精神的に成長すれば父と同じプロへの道が開ける。対する名電はエース丸山が本調子ではなく、苦戦を強いられた。しかし結果的に勝利を収めたところに地力を感じる。次は岡山城東との対戦。初戦で完封勝利を飾った出原と名電打線の対決は見ものだ。2、3点を争うゲームになりそう。

斑鳩は福岡工大城東の背番号10・日下を最後まで打ち崩せなかった。斑鳩のエース・高間は左足への打球直撃が響いたか。打球を受けた直後、踏ん張りがきかず制球を乱した。城東はさすがに九州チャンピオンらしい戦い。このブロックを制する最右翼だろう。

秋田商・佐藤剛士、一関一・木村両投手の球の威力は十分。佐藤は雨でぬかるんだマウンドながら、制球力も抜群で、鳴門工打線を1安打に抑え込む力投。グランド状態が良ければ更にスピードが出そうな感じだ。次戦が非常に楽しみだ。

明日は社観戦のため、甲子園に足を運ぶ予定。

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日曜日は大阪ドーム(阪神vs近鉄)に行ってきた。3千円の三塁側内野指定席で麦酒を飲みながらの観戦。ビジターの阪神側は超満員で、近鉄側の方がゆっくり観戦できたなぁ、なんて小言を言いながら野球好きオッサン3人の酒のペースは上がっていった。といっても500ml2本ほどだが…昼間の酒は本当に旨い!試合のほうは私注目の近鉄・大西外野手がスタメンで出場せず、少々残念。途中代打で出てきてサードへ内野安打を放った。身体能力が高く、是非レギュラーを掴んで欲しい選手だけに、もう少し見たかった。
選抜高校野球の展望をしてみる。

まずはブロック別予想でベスト4予想を。組み合わせはこちら。http://www.sponichi.com/hsbb/senbatsu2004/yagura.html
Aブロック、愛工大名電
Bブロック、社
Cブロック、大阪桐蔭
Dブロック、明徳義塾

Aブロックは開幕戦で激突する愛工大名電と立命館宇治の勝者が勝ち進む事を予想する。立命館宇治は2年生右腕の中田の出来がすべて。接戦は必至だが、序盤に打ち込まれれば一方的な展開もあり得る。秋田商業の大会注目の右腕、佐藤投手のピッチングも期待がかかる。対する鳴門工業はチーム打率(公式戦.199)こそ低いが好機に畳み掛ける打線は油断禁物。後半まで予断を許さない戦いが期待できそうだ。

Bブロックは完全に希望的観測。が、決して可能性がゼロとは言えない。社は初戦に勝てば、十分にベスト4を狙えるだけの戦力は整っている。初戦の先発は大前か坪井の両左腕のどちらかだが、私としては坪井投手に期待している。球の出所が見難い、やや変則的な大型投手である。去年夏の兵庫大会でも下級生ながら背番号1を背負い、チームをベスト8まで導いた。秋以降調子を崩していたが、ここに来て復調してきているとの事。森脇監督も、「先発は当日の調子を見て決める」と話している。大前は実力十分だから、本当の意味で二枚看板が確立できれば驚く成績を残す可能性を秘めている。

Cブロックは各地区優勝の強豪校がズラリと揃う最激戦ブロックだ。なかでも東北vs熊本工業の一回戦は要注目。熊工には防御率大会No.1の岩見がいる。経験豊富な東北打線に対しどのようなピッチングをするか楽しみだ。勝者は大阪桐蔭との対戦が予想される。大阪桐蔭はやや投手力に不安が残るが、打線は脅威的だ。4番の平田が注目されているが、その脇を固める生島や高嶋、山地といった面々も他チームに行けば4番を打てる力がある。どのチームもこの打線を抑えることは難しいとみる。個人的には、広陵の上本が捕手としてどんな動きを見せるか非常に楽しみである。

Dブロックは明徳義塾と報徳学園の一騎打ちか。昨年からの経験者が数多く残る明徳の地力は誰もが認めるところ。一回戦であたる桐生第一も昨夏4強の経験者が残る。傑出した選手はいないが、接戦に持ち込めば勝機はある。報徳は組み合わせに恵まれた。191センチの超大型左腕、片山が本来の実力を発揮できれば上位進出が期待できる。課題は2番手以降の投手陣か。終盤まで勝ち進めば日程が詰まってくるだけに、どこまで片山を温存できるかも勝負のカギになる。

優勝は…一応大阪桐蔭で。まぁ、この予想自体が私の希望なので…4強のうち1校でも当たっていたら自分を誉めてあげたいと思います…。
選抜の組み合わせが決定。マラソン日本代表も決定。

私注目の社は、3日目第2試合で福井高校との対戦が決まった。早速ベースボール・マガジン社発行のガイドブックに目を通す。福井の予想オーダーは6人が左打ちで、左腕二人を抱える社にとってはやや優位か。左対左はピッチャー有利という考えも安易な気はするが…初めて対戦するピッチャーだけに、大前、坪井のどちらが投げても福井は手を焼くだろう。何しろ社は初出場。序盤を無難に乗り切れば、十分に勝機はある。
もし社が勝てば、鵡川との対戦が予想される。私はできれば社が鵡川と対戦して欲しいと思っている。一昨年、三木高校が敗れた相手であり、兵庫県の北播勢としては、対戦が決まればちょっと因縁めいたものがある(選手はそんな事思ってないと思うが…)。是非実現して欲しい一戦だ。

下馬評の高い東北高校のブッロクは激戦だ。初戦は伝統校の熊本工業。勝てば、大阪桐蔭と二松学舎大付属の勝者と激突する。同ブロックは広陵、東邦、済美、土浦湖北と実力校が揃っており、緒戦から目の離せない戦いが続く。

他の近畿勢では、立命館宇治が開幕戦で愛工大名電、八幡商業は常葉菊川、報徳が6日目第1試合で東海大山形との対戦。斑鳩は強豪・福岡工大城東との対戦が決まった。報徳は勝ち上がれば、明徳義塾との対戦も考えられる。どのカードも見どころが多い。

独断と偏見たっぷりの各ブロック展望と優勝校予想も後日やりたいと思います。絶対当たりませんが…。

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日本中が注目のマラソン五輪代表も選出が難航。特に女子は実績を評価するか、純粋に選考レースの結果を反映させるか、議論が分かれた。結局、選考レースの結果を重視した格好だ。女子の選考に食われ、注目が薄い男子は油谷、国近、諏訪の3選手が選ばれた。日記にも書いた小島選手は残念ながら選考漏れとなった。今日の高橋尚子選手の会見をみていて、4年後を目指すのではないかと思ってしまった。現在31歳、ピークは過ぎているが、なにせ国民栄誉賞を貰った選手だ。前例のないことをやってきた選手だけに可能性がないとも言えない。とにかく、選ばれた選手の力走を期待する。
昨日のオープン戦で、近鉄の大西外野手が左翼席に特大本塁打を放った。PL学園から近大に進み今季で2年目の「松坂世代」である。PLvs横浜戦で松坂投手から3安打(4安打?)を放ち、PLのクリーンナップの重責を担った。昨日見た感じでは、高校時代と相当バッティングフォームが変わっていた(当然!?)。

あの試合では、その勝負強いバッティングはもちろん、私はセンターからの彼の返球に驚いた覚えがある。延長に入っていたと思う。2塁にランナーを置き、打球がセンター前に抜ける。大西選手が猛然とダッシュ、本塁へノーバウンドの素晴らしい返球を返す。タイミングは微妙だが、キャッチャー田中雅(現ロッテ)が弾き、松坂生還。というシーン。俊足で強肩、バッティングも勝負強い。間違いなくプロに行くと確信した。近大に進んでからも下級生からレギュラーを張り、首位打者も獲得した。昨季はファームで打率.310という結果を残している。ドラフト7巡目という低評価が意外なほど、すばらしい選手だと思う。

今季の近鉄はレフトのローズが抜け、川口、下山、鷹野などが後釜を争う格好。だが、ここに来て大西の名前が急浮上してきた。守備は文句なしで大西が一番だろう。後はバッティング、というところで昨日の本塁打だ。練習の姿をみた事がないので何ともいえないが、実戦向きの選手だとも思う。今後も結果を残し、まずは開幕一軍を目指して欲しい。

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今日も暖かかったが、明日の予報も晴れで絶好の行楽日和となるようだ。週末が晴れるのは本当に久しぶりだ。グラブを買ってから1回しかキャッチボールをしていない…。明日は久しぶりにする予定。

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チャンピオンズを観戦に出掛けた友人は、無事入場できたようです。しかも50ユーロで・・安っ!なんでも、試合が始まってから係員のお兄ちゃんが正規の値段で売ってくれたそう。ダフ屋は200〜300ユーロを提示したようです。
相変わらず福岡ドームでのオープン戦は大盛況のようである。昨日(vs巨人)も4万8千人の超満員だ。甲子園で行われた阪神vsオリックスは1万5千人。やはり両アルプススタンドは開放されていなかった。3月は大阪ドームや甲子園に頻繁に通う予定。いよいよ球春到来!なのだが昨日のびわ湖毎日マラソンは一足早く「熱い」気持ちにさせられた。

私の地元兵庫、西脇工業出身の小島忠幸選手(旭化成)が日本人トップで2位という結果を残した。西脇工業。駅伝好きな人はもちろん、あまり知らない人でも名前ぐらいは知っている駅伝の超名門校である。小島選手は兄の宗幸選手と共に名門校を引っ張り、在学中に全国制覇を果たしている。私は駅伝に明るくないが、地元高校がこれだけの強豪校なので小さい頃からよくテレビでは観ていた。なかでも小島兄弟の時代は年が近かったこともあり、熱心に観戦していた。颯爽と都大路を駆け抜けるその姿は格好良く、眩しかった。

忠幸選手は高校卒業後、旭化成に入社し宗監督のもとで実力を磨いた。世界選手権にも出場したが、ここ最近は35キロ過ぎで失速するというレースが続いていた。マラソン中継を観ていても、最初は画面に映っているが、いつの間にか後半にはその姿が消えていた。

昨日の結果でアテネ五輪出場は、かなり現実味を帯びてきた。国近選手、油谷選手は当確として3人目の枠を諏訪選手や大崎選手と争う。新聞紙上では小島選手有利と出ていたが、こればかりは蓋を開けてみないと分からない。3月15日、運命の日を待ちたい。

雑感

2004年3月5日 スポーツ
メジャーも日本もオープン戦真っ盛りである。

ふと思った事だが…今日、昨日、一昨日と福岡ドームで行われたダイエーのオープン戦での、観客の入りの凄さ。軽く4万人を超えほぼ満員である。オープン戦しかも平日の試合だ。例えば甲子園で行われる阪神のオープン戦などは1万人入ればいいとこである。元々アルプススタンドは閉鎖されているし、球団としても営業面では、それほど期待していないのだろう(巨人戦は別だが)。

ダイエーの場合、相手が巨人ならば分からないでもない。しかし相手球団に関係なくこれだけの観衆が集まる。ファンの関心が高いことは承知だが、球団の営業にもも相当の努力を感じる。オープン戦といえども料金はシーズン中と同じだし、観客が入るに越したことはない。「やっぱり、いいもんですね」。昨日の試合で久しぶりに一軍マウンドに上った中日の川崎投手がコメントしていた。観客の多さも無関係ではないと思う。

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近鉄、中村選手のドジャースキャンプ参加がイマイチ解せない、と週刊誌「サンデー毎日」で二宮清純氏がコラムを書いていた。両球団が業務提携を結んでいる関係もあり、表向きはリハビリキャンプでの参加。が、二宮氏は「アピールできるように頑張ります」という紅白戦に挑む
中村選手のコメントに疑問を投げかけている。確かに、あくまで「リハビリ」のために参加しているのであって、ドジャースからすれば「お客さん」である。中村選手がいくら「アピール」しても意味がないのだ。まぁ来期以降のメジャー移籍を視野に入れているのなら話は別だが…。
「近鉄を日本一にする」と言った中村選手を信じたいが、こういった発言が出てくると妙な勘繰りをされるのは仕方がないことだろう。中村選手からすれば、ローズ放出や球団命名権問題で、球団に不信感を抱いているのは事実だろう。だからといって掌を返すような男ではない事を祈りたい。
メッツの松井選手が右中指を負傷した。爪が部分的にはがれるなどし、二針縫ったようだ。幸い骨には異常なく約一週間でボールを使った練習に復帰できる見込みらしい。このニュースを見て昔を思い出した。

高校3年の5月だったと思う。2番で練習試合に出場していた私に、1番がノーアウトで出塁した状況で打席が回ってきた。サインは当然送りバント。バント自体は決まったのだが、バントをした瞬間、右手に激痛が走った。ベンチに帰り指を見ると、薬指の爪が内出血し中指に血豆が。やってしまった…ボールとバットに指が挟まってしまったのだ。ボールを投げる事ができず、一回の裏で途中交代した。血豆は潰しておけばすぐに直るが、爪は厄介だ。徐々に腐ってきて、2週間後ぐらいに剥がれてしまった。結局夏の大会の時点で爪は半分ぐらいしかない状況だった。テーピングを巻いて事なきを得たが、今後爪が生え変わるなんていう状況は一生経験したくない。おかげで!?私の右手薬指の爪は他の指と比べて相当光沢があり綺麗だ(笑)。

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念願のグラブを購入。結局久保田スラッガー社製、松井稼頭央モデルに落ち着く。型は少々古め。松井選手が今使っている網は投手用を更に細かくしたようなモデルで、私が購入したものは鳥谷が使用している網だ(説明が難しい…)。型付けも難しい。基本的にポケットが浅く作られているので、使いこなすのは簡単ではないかもしれない…買うまではそんな事考えていなかった…。最大限ポケットを深めの型にして、なんとか使いこなしていこうと思う。

牛若丸

2004年2月26日 スポーツ
大阪日刊スポーツ紙面で吉田義男氏が「開幕は鳥谷!」と明言した。この時期に?と思わないでもないが、吉田の目は確実に成長している鳥谷に今後の可能性を感じているようである。

今月3日に吉田が鳥谷を直接指導した際、ゴロを体の近くで取る悪壁を正した。素人目に見ればほぼ分からないような細かい部分なのだろう。だがプロは打球が違う。その細かいところが、牛若丸と呼ばれた吉田にすれば重要な部分なのだ。一朝一夕にはいかないだろうが、基礎はしっかりしているのだから後は応用。守備で見せる選手に成長して欲しいものだ。

昔から思っていた事だが…現役時代の吉田の守備を一回でも見たかった。今聞くその守備は「取った瞬間に送球していた」と伝説化されていている。現役では誰の守備に近いのだろうか?小坂、久慈…どうしても小兵のイメージが重なる。私にとっては物心ついた時から、好々爺の吉田のイメージしかないので、浅ーい想像になるが。まぁ、昔は道具の質や球場の整備も今とは比べ物にならないし、その頃に「取った瞬間に送球していた」と賞賛された守備は不朽だろう。

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野球とは関係ないが、友人が今日からヨーロッパへサッカー観戦に出掛けた。マドリッドで、チャンピオンズリーグのレアルvsバイエルンを観戦するようだ。しかし…入場できるん?リーグ戦ならまだしも、チャンピオンズリーグの黄金カードやし…2万の出費は覚悟せぃ!といって送り出しました。まぁ遠く大阪から入場できる事を祈っとります。
本日行われた阪神の紅白戦で、鳥谷選手が場外本塁打を放った。この本塁打で相当なパンチ力を持っている事が証明された訳だ。逆に、打たれた投手のショックも相当なものだろう。杉山投手、去年のドラフト1位だ。解説をしていた金村義明氏も「このフォームは打者にとっても非常にタイミングが取りやすいですねぇ…」なんてことを言っていた。ストレートの急速も140キロ前後、本来キレで勝負するタイプだけに、甘いところに行けば痛打されるのは当然だ。本人も重々承知しているだろう。この時期は投手の仕上がりが早いと言われるだけに、素人目に見ても「大丈夫かー?」と思ってしまう。

ここ最近の「阪神ドライチ」はイマイチ、パッとしない。活躍しているのは2002年入団の安藤ぐらい。球団も期待して採っているだけに、最低5年ぐらいは目をつぶる。杉山も余程の故障などがなければ、芽が出なくてもクビにはならないだろう。うまく言えないが、ハングリー精神というかがむしゃらさに欠けているような気がする。当然本人は必死でもがいているのだろうが、やはりプロは結果がすべて。過程を見てくれるファンはいない。

そういった意味で、5年目の的場外野手は本当に勝負の年だ。一軍である程度の結果を残さなければ来期はない。だから今キャンプの的場からは「がむしゃらさ」が伝わってくる。人間は追い込まれると本領を発揮する、私はそう信じている。この日記のアクセス元表示を見ると、野球小僧からのリンクが圧倒的に多いが、「的場寛壱」で検索して、このページに来てくれた人も結構いるようだ。それだけファンの期待も大きいのだ。いい意味でも悪い意味でも「阪神ドライチ」の注目度は高い。ファンやマスコミを、逆風にするのも追い風にするのも自分次第。他にも中谷捕手、藤川投手や太陽投手など、今季こそはと意気込んでいる選手は多い。かつてのドライチが紙面を多く賑わしてほしい。

中国野球

2004年2月18日 スポーツ
元西武、中日で昨年はイタリアでプレーした前田投手が、今季は中国リーグの上海イーグルスでプレーする事になった。中国野球リーグは、北京猛虎(タイガース)、天津雄獅(ライオンズ)、上海金鷹(イーグルス)、広東閃電(ライトニング)の4チームで構成されており、リーグ戦を行っている。

球場などのインフラ整備、国民の野球への認知度不足など抱える課題は多いが、2008年北京五輪に向け強化を進めている。レベルは昨年の五輪予選を見ても明らかな通り、お世辞にも高いとはいえない。しかし中国が抱える人口は13億人。ダイアの原石が数多く眠っていることは確かだ。現に、昨年まで中日に中国人ピッチャーが在籍。野球先進国からの指導力輸入や、前田投手のように現役選手が同リーグで一緒にプレーする事は、中国の選手にとって大きな財産になるだろう。北京五輪で成功を収めれば野球熱は高まり、10年後には日本プロ野球にも中国人選手が溢れているかもしれない。

改めて思う事だが…世界的に見れば野球はマイナースポーツ。中国も五輪がなければ強化に乗り出していただろうか…イタリアなんかもサッカーがあれほど文化として根付いていれば、十数年前までの日本サッカーのように野球が付け入る隙はないだろう。が10年先は全く分からない。今日の埼玉スタジアムを観ていて、そう思った。日本の野球界(特にセ・リーグ)も現状に胡座をかかず、努力を怠らないでほしいものだ。
テキサス・レンジャースのA・ロドリゲス遊撃手がニューヨーク・ヤンキースへ移籍。しかし…メジャーを代表する遊撃手二人が同じチームだなんて…。球団としては、ジーターにそのまま遊撃を守らせて、ロドリゲスを三塁手に回すようだ。ヤンキース側からの交換要員にはソリアーノ二塁手の名前も挙がっている。

以前この日記で、ロドリゲスの高額年俸はショートの守備も大きな要因である、というような事を書いた。メジャーでは特にショートの守備に対して、堅実な上に観客を魅了する華やかさも求められる。メジャーで一二を争うショートがサードを守るとしたら、相当残念である。それ以前に本人はそれでいいのだろうか?ショートにこだわりはないのだろうか?今の阪神のように「チーム内の争い」をして、どちらかがレギュラーを取る。その結果で一方がサードに行くなら納得はできる。まぁ、ヤンキースとしてはジーターを遊撃から外すなんて事は考えられないだろうが。ロドリゲスにしてもヤンキースに定住する訳ではないだろう。逆にサードを守る事で、ショートへの渇望も出てくるかもしれない。とにかくファンは事の推移を見守るしかない。

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連日の深酒…やっぱり「チャンポン」はアカンねぇ。この前に自制しなければと、書いたとこなのに・・自分の意志の弱さに脱帽っす。

選手名鑑

2004年2月11日 スポーツ
週刊ベースボール「2004プロ野球選手名鑑」を購入。私にとってはまさに「教科書」とも言える品物だ。出身校、趣味、好きな女性のタイプ、車等々、様々な情報が凝縮されている。やはり、一番気になるのは選手の出身校。特に新入団選手の経歴には目を凝らす。

昔から選手の出身校を覚えるのが大好きだった。何でやろう?理屈ではない。その情報を欲してしまう。出身校や出身地が分かれば、その選手のバックグランドというか、育った環境やどんな野球をしてきたか、というものがぼんやりと見えてくる。だからテレビなどで知らない選手が出てくると、すかさずチェックに入るのである。去年の選手名鑑は表紙が破れボロボロになっている…まるで使い古した辞書のようだ。

個人的に掲載して欲しい情報が一つだけある。選手がどこのメーカーの道具を使っているか。需要はなさそうだが…。車種を掲載しているぐらいだから、道具も掲載可能のような気がする。まぁ、試合を見ながら自分で発見していくのも面白いんですが…。そんなこんなで、一年後にはこの「教科書」もボロボロになっていることだろう。

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昨夜はバイト先のオジサンにブリ鍋をご馳走になった。一人鍋は頻繁にしているが、やっぱり本格店の鍋は絶品。その後大学時代の友人と行きつけの酒場へ。軽く飲んで帰るつもりが、気づけば朝の9時過ぎ…現時点(2月12日AM1時)でも多少酒が残っている…。最後のほうは白湯しか飲んでいなかったのに。そろそろこの暴飲暴食にも気をつけなければいけない歳である。「あー、しんどー」。

ガニ股打法

2004年2月7日 スポーツ
最近流行ってるんですかねぇ…「ガニ股打法」。打撃フォームを大幅に変えたヤクルト岩村選手や、昨日のニュースでは、横浜古木選手もガニ股挑戦、などと伝えられていた。岩村選手はラミレス選手の打法をヒントにしているとか。

ガニ股打法は、横浜の種田選手が中日時代に考案し活躍したこともあり、一躍脚光を浴びた。当時大学生だった私も面白半分で試したこともあった。が…下半身が全くしっかりしていない私には到底無理な打法。あっさり習得を諦めた。

高校時代に強豪校と練習試合をした時のことだ。試合終了後、相手監督にアドバイスを求めにいく。その監督は私たちに「内股打法」の重要性を解いた。それからは日常生活でも内股で歩くなど、野球への考え方が変わった。そもそも「ガニ股打法」は基本を無視した打法である。バッティングの基本は「内股打法」だ。でないと内角の球を捌くことは難しい。驚いた事に、監督は学生時代テニスをしていたそうだ。独学で自分の野球理論を作り上げ、プロ野球選手も輩出した。

もちろんガニ股打法に挑戦する選手たちは「基本」がしっかりできている。その上で、より高みに挑戦しようとしているのだろう。日本人選手に「ガニ股打法」が定着するか。今季、二人の挑戦は野球の常識を覆すかもしれない。

プロの凄み

2004年2月4日 スポーツ
「プロは凄い!」なんてことは、分かりきった事実である。それを実感するのがキャンプ中のこの時期である。フリー打撃でポンポンとスタンドに放り込む選手、ここまではよくテレビで目にする光景だ。しかし、選手が振っているのはマスコットバットだ。例外もあるが大部分の選手はマスコットで打っている。ティー打撃からずーっとマスコットだ。

マスコットバットの重さは約1?、プロが試合で使っているバットは約900g〜950g。この差が大きい。私も高校時代振っていたが、素振りのみだ。バッティング練習に使うなど微塵も思わなかった。そんな代物を軽々振り回す中村紀や岩村を見ていると、やっぱりプロは超人だ…なんて事を考える。

去年の開幕戦で岩村が手首を故障し、前半戦を棒に振った。キャンプ中にマスコットを振り込みすぎたため(確かオープン戦でも使っていたような)にスイングスピードが驚異的に進化、その進化に手首が付いていかず、骨折…。こんな怪我は到底常人ができる怪我ではない。今シーズンは打撃フォームを大幅に変え、再び「3,3,3」に挑戦する。

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最近大学時代の友人からきたメール

Q、「岡山城東って公式戦、何で3敗なん?最高2敗じゃないと甲子園に   は出られへんのんとちゃうん?」

A、「今年は中国大会が岡山で開催されたため、岡山は出場校が4校。城   東は県準決勝、3位決定戦、中国大会決勝で負けてる」

Q、「東邦って何で公式戦16勝もしてるん?多すぎやろ!」

A、「愛知大会の地区予選がリーグ戦。名電は夏、甲子園出てるから地   区予選免除」

こんな友人ばかりなので、私のメールは野球ネタの宝庫なのであります。
プロ野球12球団がキャンプインした。選抜出場校決定に続き、野球ファンにとっては堪らない季節の到来だ。佐々木投手獲得はジャイアンツが撤退した模様で、古巣に落ち着きそうな気配。近鉄は球団名売却を発表、と野球界は日々刻々動いている。

近鉄の動きは各球団のオーナーをはじめ、関係者も色々な意見を持っている事だろう。紙面を見ても反応は様々だ。そして強硬に反対しそうな方が御一人。言わずもがな、球界盟主球団のオーナーである。彼は「もし近鉄が名称、呼称を変更するなら明白な違反」と決めつけ、売却の阻止に向け、「中日や阪神のオーナーとも電話で相談し、同一行動をとるとの約束を取った」ともコメントしている。おいおい、反対するのは勝手だが、他球団のオーナーと派閥を組むなんて…。これでは球団経営に一家言持っているオーナーや社長の意見も全く耳を傾けられない。この問題に限った事ではないが…誰かが異を唱えないと、どんどんおかしな方向に向かっていく事は明らかだ。米国の一国集中主義と一緒。野球界が戦争に突入しないよう、オーナーが「対等」に話し合えるようすべきだ。

今の野球界は放映権収入で巨人に対し、おんぶに抱っこ状態なので文句を言える球団は無いに等しい。現状を打破することは容易ではない。でもこの状態が正常ではない事を皆分かっているはずだ。この問題を良い契機としてほしいのだが…。

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大分、日にちは経ってしまったが…プロ関係者による高校球児への一時的指導が、今シーズンオフにも実現することになった。画期的なことだし、プロ野球選手会の地道な努力が認められた結果だ。球児にとってプロからの指導は何よりも説得力があり、一生の思い出にもなるだろう。
そういえば…去年は、21世紀になって夏未勝利の高校に選手会からボールを贈る、という取り組みもなされていた。我が母校も貰っているはず。まだまだ「垣根」はあるが、徐々に雪解けの方向に進んでいる。

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最近、マンションに新たな隣人が引っ越してきた。隣室の私にわざわざ挨拶をしに来てくれた。なんとなーく、嬉しかった。最近は人間関係がほんまに希薄やからねぇ…。

社、頑張れ!

2004年1月30日
第76回選抜高校野球大会の代表32校が決定した。個人的に注目の兵庫、社高校も問題なく選出され一安心。近畿の代表枠は6校。近畿大会での4強は順当に決まったと思われるが、残り2校は報徳、八幡商業、智弁和歌山の3校で熾烈な争いが繰り広げられた。

八幡商業は地域的な考慮や準々決勝の社戦での戦いぶりから、出場は濃厚とされていた。残る一つの枠を報徳、智弁が争う格好だった。智弁の地域性、報徳の準々決勝の戦いぶりが焦点になったと思う。報徳は立命館宇治相手に9回まで3点リードしながらも、ひっくり返され4対3で敗退。智弁は斑鳩相手に完敗と言っていい内容。実力は双璧にしても、やはり智弁は負け方が悪すぎた。負け方>地域性という結果に。もし智弁が選出されていれば、近畿一県につき一校という珍しい構図が完成されていたのだが…。和歌山は21世紀枠候補だった耐久も選考漏れで出場校なしと言う結果になった。

ニュースで社、寺田主将のインタビューが流れていた。「目標は優勝です」。アー素晴らしい。出場するだけでも立派なのに、目標が優勝だなんて!この言葉、本音だと思う。くじ運もあるが、普通に実力を発揮すれば、間違いなく8強には残ると思う。後は勢いだ。緊張するな、と言っても無理だろうから、いい緊張感を持って大会に備えて欲しい(在り来りだが…)。

選考基準がイマイチ曖昧な「希望枠」は秋田商業が選ばれた。しかしー、来年からもこの枠は続けていくのだろうか?いっそのこと廃止して21世紀枠を3校にした方が、よっぽどファンは楽しめると思うのだが…。

個人的な注目や優勝予想は次回以降の日記でやります。

野球小僧新年会諸々

2004年1月26日
週末に行われた「野球小僧新年会」に出席。予想以上の賑わいで、非常に有意義な時間を過ごさせていただいた。大阪から行った甲斐があった。日記作家の皆さんや、ライターの面々、読者の方々も加わっての盛大な宴だった。何人かの日記作家さんの顔と文章も一致し、自分自身刺激を受けて帰阪いたしました。

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ロッテ、李スンヨプ選手の自主トレがニュースで流れていた。「…まずは日本のボールに慣れる云々」。大リーグと日本のボールの違いは知られているが、韓国或いは台湾などの国々とも当然ボールは違う訳だ。どれくらい違うんだろう?実際見たことも触った事も皆無なので、想像力を働かすと…。ボールには国民性が出る!と言う事で、韓国は日本寄り、台湾はメジャー寄りという答えに辿り着く。ホンマ適当やな(笑)でも日本には売ってないですよねぇ?実際現地に観戦に行き、幸運にもファールボールが飛んできたりしなければ、お目にかかる機会はないだろうし。台湾プロ野球は観戦経験があるが、当時はそんなところまで頭が回らなかった。アーまた疑問が一つ増えたー。

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昨日あたりから鼻がムズムズする。今年は花粉少なかったんちゃうんかい!医者にも「この時期は殆ど飛んでないねんけどなー」と言われる始末…。こんな早い時期に症状が出たのは初めてだ。去年より1ヶ月は早い。花粉ではなく、家の埃が原因かも。どちらにしても先の長い戦いになりそうだ。

>坊主TAKE様 
 どうもどうも、先日はお疲れ様でした。ホンマに頭の形良かったなぁ(笑)道具ネタお互い頑張りましょう! 


世界統一規格

2004年1月22日
高津投手のホワイトソックス入り。佐々木投手の日本球界復帰濃厚、日本を代表するクローザーが紙面を賑わす。高津投手は年齢的にも今回がラストチャンスだっただけに、相当の決断だっただろう。決め球シンカーがどれぐらい通用するか。期待したいところだ。が、どうなんだろう。シンカーやスクリューは変化球の中でもボールの縫い目などが影響しそうな球種である。メジャーのボールは日本のものに比べ、縫い目が粗い。その辺がどう影響するか。逆に、日本の球よりツルツルしているので、変化は大きくなったりするのかもしれない。

連日「すぽると」で「日本球界への提言」なる企画が放送されている。昨日の放送で、「世界共通の規格を作るべきだ(ボール、ストライクゾーン等々)」とスポーツジャーナリストが発言していた。なるほどと思ったが、例えばボール一つとってみても色々な疑問が湧いてくる。根本的に外国人と日本人のパワーが違う、球場の広さが違う。ボールを変えるとバットの素材を変える選手も多いだろう。日本ではアオダモが主流だが、メジャーではホワイトアッシュが殆ど。松井秀喜選手もメジャー入りの際はホワイトアッシュに変えている。

米国も日本も野球が文化として根付いているので、自国のルールを変えるとなれば一大事だろう。答えは出ないが、どうすればいいんだろう…。

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佐々木の争奪戦にGは参戦するんやろか?間違いなく参戦しそう…。これで佐々木が入れば…完璧やん!
GとYBが参戦、佐々木がGを蹴る。こんなシナリオが一番気持ちええねんけどなぁ…。


的場寛壱、背水の陣

2004年1月19日
阪神タイガースの宜野座(1軍)キャンプ参加者が発表された。一部のベテラン陣を除き、当然ながら主力選手は1軍スタートになる。

目を引く人選は…と探していたところ、外野手に的場の名前が。99年ドラフト1位、鳴り物入りで入団し
5年目を迎える。入団当初は強肩の遊撃手として期待されたが、度重なる故障で外野手に転向した。基本的に内野手が好きなので、新人で内野手が入団してくるといつも注目してみている。的場も例外に漏れず注目していた。ルーキーイヤーは多少の出場もあったが、以降はそのプレーを目にする事はなかった。1軍キャンプ参加も1年目以来ということで、やっと野球をする態勢が整ったといえる。本人も相当張り切っているようだ。本当に怪我には気を付けて、1軍への足掛かりを掴んで欲しい。

もう一人注目の選手は捕手の狩野だ。前橋工から入団し4年目を迎える。タイガースは矢野、野口としっかりした捕手が二人いるが、二人ともベテランと呼ばれる年齢に達している。まずは第三捕手の座を目指しての戦いになる。浅井、中谷などライバルは多いが、自慢のバッティングをアピールして欲しい。

一番の見どころは藤本、鳥谷の遊撃手争いだろうが、他にも見るべきところは多い。何とか安芸キャンプ行きたい…。
阪神タイガース、今岡選手の自主トレ記事が昨日のスポーツ紙一面を飾っていた。そこで私の興味を引く話題が。今シーズンからグラブ、バット以外の道具契約をアディダス社と結んだようだ。思い浮かぶところでは、現在の球界でアディダスを使用している選手は…巨人・小久保、阿部慎之介、ヤクルト・藤井あたりか。メジャーではドジャースの石井も使用している。

阪神ではナイキを使用する選手はいたが、アディダスを使う選手はいなかった。数年前までは判で押したように、皆アシックスのスパイクを履いていたものだ。最近では道具にも選手の個性が出てくるようになり、一部の熱狂的道具マニア!?には堪らない状況になっている。

アディダスのグラブを江川が使っていた事は有名だが、ここ15年程の野球界においては、まず目にする機会はなかった。だからこそ今、かっこいいと思えるのかもしれない。あまり使っている選手がいないという事も大きな要素だ。巨人、阿部の着こなしや道具一つひとつのこだわりは、見ていて「完璧!」と唸ってしまう。(ミットはハタケヤマ。ヘルメットは阿部選手の物だけ光沢が…昔の巨人風、おそらく自分で磨いている…)

野球は決して格好でするものではない。しかしプロである以上こだわりをもって道具を選ぶのは当然だ。それを見ている私のような熱狂的道具マニアもいるのだから。

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